
プログラミングを勉強し始めたけど、なんだか苦手。
好きになれないな。
と思っていませんか。
そして、この先もプログラミングの勉強を続けていくことに不安を感じていることでしょう。
しかし、多くの場合は最初に感じる「苦手意識」を克服することができるのです。
私もプログラミングを勉強し始めたころは、プログラミングに苦手意識を持っていました。
ですが、今ではそこまでプログラミングに対して苦手意識を持たずに仕事をできています。
もしあなたがプログラミングを勉強しはじめて、なんだか苦手だなと思っているのならこの記事を読んでください。
この記事では、
- プログラミングを苦手に思う理由
- プログラミングが向いていない人の特徴
- プログラミングの苦手意識を克服する方法
- プログラミングが苦手でもIT企業で働く方法
を説明します。
この記事を読むことで、あなたが抱える「プログラミングの勉強が続けられるか不安な気持ち」を解消します。
プログラミングを好きになる必要なし!

そもそもあなたは「プログラミングを好きにならないといけない」と思っていませんか。
「プログラミングが好き!」「プログラミングしてると楽しい!」
と思える人のほうが勉強も進み、苦痛に思うことなくプログラミングが学べるので好きにこしたことはありません。
しかし、プログラミングを好きになる必要なんて本当はないのです。
なぜなら、プログラミングは慣れてしまえば大部分がどうにかなるからです。
かれこれ5年ほど、プログラミングをしてきた私もプログラミングが楽しい、好き、と思ってプログラムを作ってきたわけではありません。
プログラミングはプログラムを作るための手段であり、それ以上でもそれ以下でもないのです。
プログラミングを苦手に思う理由

あなたがプログラミングを苦手に思う理由は4つあります。
- プログラミングに慣れていない
- 知らないことが多い
- すぐに結果がわからない
- 分からない部分を教えてくれる環境が少ない
プログラミングに慣れていない
プログラミングに限らず、初めてやりはじめるものは難しく感じるものです。
なぜなら知らないことや、分からないことがたくさんあるから。
今、あなたが現在している作業や仕事も最初は難しく感じていたはずで、慣れてきた今だからこそ簡単にできるのです。
プログラミングが苦手だと思っている人の多くは、まだプログラミングに慣れていないだけ。
知らないことが多い
プログラミングは、ルールや名称など覚えることがたくさんあります。
プログラムを組むには、たくさんのプログラミングのルールや使い方、関数や機能を覚えなければなりません。
私も最初にソース(プログラムが組まれたもの)をみたときは、何が何だかわかりませんでした。
知らないことが多いと、必然的にプログラミングを難しく感じ、苦手な思いにつながります。

言語によって、上から順に読んでも処理がそのようになっていないものもあります。
まずは、既に作成されているプログラムを読み込む(理解する)ことに慣れていきましょう。
すぐに結果がわからない
プログラミング言語によっては、その場で結果を確認できるものもありますが、
C言語やJAVAなどパッケージとして作成してからしか結果を確認できない言語があります。
こういったことから、プログラミングはすぐに結果が分からず、達成感を味わうまでの時間が長いので続けにくい面があります。
また、エラーが起こった時に、どこまでが正しくできていて、どこで間違ってしまったのかわからなくなります。
なので、余計に混乱しやすくなるのです。

プログラミングを始めて学ぶならインタプリタ方式という書いたその場で実行して結果を確かめることが出来る言語がオススメです。具体的には、Python、JavaScript、Ruby、PHP あたり。
分からない部分を教えてくれる環境が少ない
プログラミングは本やネットで調べても、明確な答えが分からないものも多くあります。
分からないものを分からないまま、放置しておくと更にわからなくなります。
プログラミングはそれが典型的で、最初つまづいてしまえば、その続きを理解できません。
なので、分からない部分を教えてもらえないと、プログラミングはどんどん難しくなり苦手な気持ちに拍車をかけることになるのです。
プログラミングに向いていない人

プログラミングが向いていない人は確かにいます。
向いていないからといってプログラミングができないということはありませんが、プログラミングを苦痛に思いやすいです。
- 地道な作業が嫌い
- 論理的に考えることが嫌い
- 勉強が嫌い
現在プログラミングを苦手に感じていて、上記の特徴が当てはまるのであればプログラミングをやらない、やめるということも考えた方がいいかもしれません。
地道な作業が嫌い
プログラムは地道な作業の積み重ねにより出来上がります。
画面に一言文章を出そう、と思っただけでもいくつもの工程が必要になります。
また、エラーになったら1ヶ所ずつ間違いがないか確認していかなければなりません。
その小さい結果をいくつも作り上げる必要があるので、地道な作業が嫌いな人にはプログラミングは向いていません。
論理的に考えることが嫌い
プログラミングは、この次はこうして、この次はこうして、と論理的に考えてプログラムを組まなければ正しい動きをしてくれません。
論理的思考力は、プログラミングを通して身につけることができます。
しかし、根本的に論理的に考えることが嫌いな方はプログラミングには向いていません。
勉強が嫌い
プログラミングは覚えることがたくさんあり、慣れるまで反復練習をしないと身につきません。
また新しい技術や新しい知識を学ぶ必要もあります。
なので、勉強することが嫌いな人にはプログラミングは向いていません。
プログラミングを辞めるのを待って欲しい人

プログラミングが好きじゃない・苦手な人で、そろそろ辞めよかなと思っている方。
次のポイントに当てはまる方はまだ辞めないで下さい。
- まだ始めて1カ月くらい
- プログラミングができると達成感がある
- エラーの対応ばかりで嫌になっている
まだ始めて1カ月くらい
プログラミングを始めて1ヶ月くらいの人は、覚えることも多く、知らないことも多い時期です。
そのため、あなたがプログラミングに向いているか向いていないかを判断するにはまだ早すぎます。
せめて3カ月くらいは、しっかりプログラミングの勉強に取り組みましょう。
プログラムができると達成感がある
プログラミングが苦手でも、プログラムを組んだ時に達成感がある方は辞めるのは待ってください。
達成感があるということは、その行為に多少なりとも満足しているということ。
今はまだプログラミング自体に慣れていなかったり、知らないことが多くいろいろ調べないといけなくて嫌になっているだけです。
プログラムを組み終わったときに達成感を覚えているなら、あとはプログラミングを上達していくだけで苦手意識もなくなっていきます。
エラーの対応ばかりで嫌になっている
エラーがでまくってプログラミングに苦手意識をもっているなら、待ってください。
エラーは誰しもが通る道です。要は書いてあるエラーを解決していけばいいのです。
1度解決しておけば次からはそんなに多くの時間を要しません。
エラー解消は、なかなか時間かかり精神的にも疲労しますが、1度経験しておけばそのことは忘れません。
苦手意識を克服する方法

ここからは苦手意識を克服する方法と紹介していきます。
あくまでプログラミングを好きになる方法ではなく、苦手に思わないようになる方法です。
- 勉強量・経験を増やす
- マネから始める
- 簡単な言語から取り組む
勉強量・経験を増やす
まずは、知らないことを知っていってください。
そしてプログラミングに慣れる必要があります。
プログラミングに慣れれば、たいてい苦手意識は薄れます。
なぜなら、プログラミングはある一定の型というものが存在するので、これを応用するだけでよくなるからです。
その為にも、勉強量、経験を積む必要があります。
マネから始める
プログラミングは最初は、マネることから始めると取り組みやすいです。
なにも最初からオリジナルでプログラムを組む必要はありません。
マネているうちに必要な知識を学ぶことができ、知っていることが増え、おおまかな流れが分かってきます。
なにもりも既にどんな結果になるかがわかっているプログラムをマネることができるので、必ず完成させることができます。
ひとつひとつ完成させて達成感を味わっていく方が、楽しくプログラミングができます。
簡単な言語から取り組む
プログラミングはいくつも言語がありますが、言語によって難易度が異なります。
最初から難易度が高いC言語などから始めると、挫折しやすいです。
最初に取り組むのなら、C言語のように結果がわかるまで時間がかかるものではなく、
すぐに結果を確認できるようなWeb言語(HTMLやCSSなど)から始めると良いでしょう。また、既に紹介しているインタプリタ方式のPython、JavaScript、Rubyもおすすめです。
プログラミングが苦手でもできる仕事

さてここでは、プログラミングが苦手だけどIT企業で働きたいという方向けにIT系の仕事を紹介します。
IT企業に入るのに、「プログラミングができなければいけない」なんて決まりはありません。
なので本当はそこまでプログラミングにこだわる必要はないんです。
- ヘルプデスク
- IT営業職
- インフラエンジニア
- IT事務
ヘルプデスク
ヘルプデスクとは、お客様からの技術的な問い合わせや、システムの使い方、障害などの問い合わせに対応する仕事をいいます。
ヘルプデスクは基本的には開発を行いません。
ネットワークやインフラ系の知識、コミュニケーション能力が必要となりますが、プログラミングが出来る必要はありません。
IT営業職
IT営業職は、自社のシステムやソフトウェアの販売・導入やWebを活用したマーケティングを行う仕事です。
一般の営業職とは異なり、販売するシステムの技術的な部分の専門知識が求められます。
プログラマーやエンジニアの仕事をとってくるのもこのポジションの方になりますね。
営業職なので、プログラミング能力は必要ありません。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、サーバーの選定、設計、構築やネットワークの構築などを行う仕事です。
サーバーやネットワーク、最近ではクラウドなどの専門的な知識が必要になりますが、プログラミング能力は必要ありません。
システムの土台的な部分を支える仕事なので、華々しさはありませんが、なくてはならない仕事です。
IT事務
IT企業の事務職のことで、一般的な事務作業はもちろんのこと、PCやモバイルの初期設定、IT製品のマニュアル作成、ネットワークの設定などエンジニアを陰から支える仕事です。
そこまで専門的な知識は必要ありませんが、基本的なIT知識は必要です。
エンジニアを目指してプログラミングを勉強しているならいっそ就職してしまうのも手
もしあなたがエンジニアを目指してプログラミングを勉強しているなら、IT企業に就職してしまうのも一つの手です。
しっかり開発ができる企業を選択すれば、プログラミングに多くの時間を費やすことができます。
プログラミングに触れる時間が長いと、慣れてきて知識も増えます。
また、仕事としてプログラミングに触れるので、エンジニアとしての経験もでき、先輩社員に分からない部分を質問することもできます。
就職は良いことばかりではもちろんありませんが、プログラミングを真剣に身につけたいと思っているなら就職してみてもいいかもしれません。
IT未経験者におすすめの就職支援サービス
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IT未経験者に特化した手厚い就業サポートを受けたい方向け。
IT学習動画や学習サポートも受けられる就職支援サービス
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プログラミングを勉強したあなたは一歩前進している

あなたは今、プログラミングが苦手だな、好きじゃないなと思って苦しんでいるかもしれません。
しかし、プログラミングの勉強をしはじめたあなたは他のエンジニアになりたいな、と思ってなにもしていない人たちよりも一歩前に進んでいます。
プログラミングは、一朝一夕で身につくものではありません。
まずは勉強をはじめないと何もならないのです。
そしてもしあなたがプログラミングに向いていなくても、そこで身につけた考え方や知識は無駄になりません。
なぜなら前述したように、プログラミングを使用しないIT系の仕事があるからです。
直接プログラミングの知識が役に立つわけではありませんが、考え方などは知っていて損はありません。
プログラミングは好きじゃない・苦手でも問題なし

プログラミングは、プログラムを作る手段であって必ずしも好きになる必要はありません。
多くの場合、プログラミングへの苦手意識は、知らないこと・慣れていないことが原因です。
手っ取り早く苦手意識をなくすには、勉強と経験を積みましょう。
そして、例えあなたがプログラミングに向いていなくてもそこで身につけた知識や考え方は無駄になりません。
ITの仕事は、プログラミングがすべてではないからです。
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