
エンジニアはプライベートも勉強しなくちゃいけないのかな
「エンジニアはプライベートも勉強しなければならない」なんてことを聞いたことはないでしょうか。
でも、そこまでプログラミングやITが好きでもない。
こんな方もなかにはいるでしょう。
筆者はプログラマー、SE、ヘルプデスクを経験する6年目の現役エンジニアです。
筆者自身もプログラミングや、ITがそこまで好きというわけではありません。
この記事では、次のことが分かります。
- エンジニアは勉強すべきか
- 勉強することのメリット・デメリット
- どんな勉強をしたらいいか
- 勉強する理由の提案
プログラミングやITにあまり興味ないけど、
「勉強しなくちゃな」とか、「勉強しないといけないのかな」と思っている方は参考までに読んでください。
プライベートまで勉強しなくちゃいけないの?といった悩みがなくなります。
なお、プログラミングが好き、楽しい、いつまでもしてられるって方は、この記事は不要かと。
エンジニアでもプライベートは勉強しなくていい

エンジニアだからといって、無理して勉強をする必要はありません。
なぜなら、エンジニアでも趣味や家族との時間を大切にしていいから。
筆者は、資格取得のための勉強以外はプライベートではあまり勉強してきませんでした。
それでも仕事は出来ていますし、エンジニアとして転職もできています。
とはいえ、勉強することを否定しているわけではありません。
メリットも多くあるので、できれば勉強する、くらいに思っていていいでしょう。
大事なことは、勉強は自分の為にするものであって、自分を追い詰めるためにするものではないということです。
プライベートで勉強しなくても良い理由

プライベートで勉強しなくても良い理由3つを紹介します。
- プライベートが楽しくなくなる
- 仕事中に勉強すればいい
- 同一企業での給料アップはたかがしれている
プライベートが楽しくなくなる
仕事だけで手いっぱい。
頭も体力も使ってもう無理。
それなのに、休みの日や寝る前の時間というプライベートな時間に勉強する。
ITにそこまで興味がないと、ITやプログラミングを学ぶことは、結構しんどいですよね。
少なくとも楽しいものではありません。
リラックスできる時間や楽しむ時間がないと精神的に弱ってしまったり、仕事への活力が失われてしまいます。
エンジニアとしてキャリアを積むためには、長く働きたくさんの経験をしなければなりません。
途中で仕事がいやになったり、滅入ってしまってやる気を失いエンジニアを嫌いになるくらいなら、勉強はしなくていいです。
仕事を続けるために、プライベートを楽しみましょう。
仕事中に勉強すればいい
エンジニアの仕事は、さすがに何も知識がないまま進めることはできません。
しかし、分からないことはその都度調べればいいのです。
実際、筆者は分からないことは仕事中でもネットで検索したり、誰かに教えてもらうことで解決しています。
フリーランスだと誰かに聞きつつ…は、厳しいですが会社員だとそれがある程度許されてたりします。
それに企業としても分からないことは、すぐに調べて解決することを求めていますし、
エンジニアにとって不足の自体や新しい分野の知識が乏しい状況は良くあることです。
あなたが思っているよりもずっと、周りのエンジニアも分からないことはネットで調べつつ、仕事をしているものです。
そして、仕事を長く続けることで、知識やスキルを増やしていくのです。
まぁプライベートを勉強にあてている人に比べると負けてしまいますが。
仕事中に勉強することは、悪いことではありません。
同一企業での給料アップはたかがしれている
これを勉強したら給料があがる、というようなシステムはありません。
ただし、資格を取得したら、資格手当がつく企業もあります。
筆者の勉強理由も資格手当がつくからでした。
知識がいくらあっても正直、簡単には給料なんて上がりません。
もちろん、知識やスキルがあって困ることはないのですが、年収は勉強量に比例して伸びるわけではないのです。
特に同一企業で働いている場合、今やっている仕事ができていれば特に文句を言われることもなく、逆に勉強していたからといって特別評価されることもほぼありません。
プライベートな時間を確保できない人は転職すべき

前提として、「勉強しないとな」「趣味や楽しいことに時間を使いたいな」と思ってもなかなか時間がとれない方は、まず自由に使える時間の確保をする必要があります。
プライベートの時間がない人に共通することは、残業が多く仕事の時間が多いからです。
この場合、転職して残業時間が少ない企業への転職をおすすめします。
多くの場合、その残業は企業自体の問題であり、個人ではなかなか解決できないからです。
プライベートな時間がないと、人は仕事を続けることが苦痛にしかならなくなります。
なので、そもそもプライベートな時間がない方は、プライベートな時間づくりから始めましょう。
あなたが「勉強する」理由は、自分のため
これ以降は、「勉強すること」について考えていきましょう。
素晴らしいエンジニアになるほど勉強しています。
これは間違いありません。
ただ、この記事を読んでいる人はITへの興味が低かったり、プログラミングが楽しいと思えない方が多いかと思います。
なのでまずは、メリット・デメリットを考えてみましょう。
自分の中で、やっぱり勉強はすべきだと思ったなら勉強してみて下さい。
でも、メリットをみても、しんどい思いをするくらいではない、とあなたが判断するのであればしなくていいです。
正直、プライベートで無理して勉強しなくても普通のエンジニアにはなれます。
勉強することのメリット

勉強は無理してするものではありません。
ですが、勉強をすることにはメリットがあります。
- 知識・スキル・経験が通常よりも早いペースで積める
- 給料が上がる場合がある
- 転職しやすい
- 周りと差がつく
知識・スキル・経験が通常よりも早いペースで積める
プライベートで勉強するということは、より多くの時間を学習に割いているので知識やスキルが通常よりも早いペースで身につきます。
仕事中では勉強できない内容をプライベートで学ぶことで、知識幅が広がり、
個人開発のようにプログラミング言語や新しいフレームワークを利用することでスキルや開発経験を積むことも可能です。
給料が上がる場合がある
仕事に直結する勉強を行えば、上司や同僚からの評価があがります。
評価があがれば、まわりまわって給料があがる可能性が高まるのです。
また、資格の勉強などは資格手当などを出している企業もあるので、給料アップにつながります。
転職しやすい
転職する時、プライベートで勉強している人は評価されやすいです。
ずっと一つの企業のある仕事だけをしてきた人よりも、プライベートで勉強していろんな知識を持ち、情報収集やスキルアップに余念がない人のほうが誰がみても貴重な人材ですよね。
転職先で使われている技術やプログラミング言語など、仕事での経験がなくてもプライベートで経験しているのとしていないのでは全く異なります。
転職をしたいと思っているなら、勉強はすべきです。
周りと差がつく
エンジニアは、ネットでは比較的勉強している人が多いように思います。
でも実際、私を含めた同僚はそこまで勉強していないです。
業界的に差はありますが、大人になってからいざ勉強するってしんどいものです。
なので、プライベートで勉強する習慣があるだけで、他の技術者よりも優秀な技術者になれます。
勉強することのデメリット

勉強することで得られるものは多いですが、勉強のデメリットは少ないです。
強いて上げるならこちらになります。
- 勉強以外に使える時間が減る
- 仕事に直接つながらない(非効率)
- 勉強している人との差が開く
勉強以外に使える時間が減る
プライベートの時間の一部を勉強にあてると、必然的に趣味や他のことに使える時間が減ります。
勉強をする場合は、自分にとってこれだけなら勉強にあててもいいと思える時間を勉強にあてましょう。
仕事に直接つながらない(非効率)
仕事の延長で勉強しているのであれば別ですが、興味をもった分野や最新技術の勉強はすぐには仕事につながりません。
なので、知識は深まりますが生かす場がない、ということも多々あります。
仕事と関係ない分野の知識が深まっても、給料があがったりすることは稀です。
勉強している人との差が開く
勉強している人としていない人では知識やスキル、経験に差が開くのは当然のことです。
勉強していない、ということはそれだけ勉強している人との差が開いていきます。
エンジニアには勉強が好きな人がいる

エンジニアには、プログラミングが楽しくて好きで新しいことを学ぶことも楽しむことができる人がいます。
こういう人は、総じてITに興味があり、勉強を勉強とも思わず趣味として楽しめる人です。
羨ましい限りですが、こういう人たちは知識が豊富でスキルも高い特徴があります。
でも、恐らくこの記事を読んでいる人はそういうタイプの方ではないでしょう。
あくまで、プログラミングやITの最新情報を手に入れることは勉強になります。
楽しむことができないのなら、他に理由付けがないとできないですよね。
以降の記事では、勉強する理由を提案します。
エンジニアの勉強方法3つ

エンジニアには3つの勉強方法があります。
- 最新情報・IT知識などをメディアから取得する
- 個人開発を行う
- 資格の勉強をする
最新情報・IT知識などをメディアから取得する
ニュースサイトなどから最新情報を取得することはもちろん、学習サイトやYouTube、Twitterでもたくさんの情報を取得できます。
がっつり雑誌から情報を取得するのも一つの手段ですが、できるなら気軽に情報を取得したいですよね。
例えば、ある言語について学習したいなら学習サイトを利用してもいいし、YouTubeで学習するのもいいです。
最近は、良い感じにまとまった情報が無料でYouTubeに流れている場合もあります。
まずは、こういったとっつきやすい部分から取り組んでみるといいかもしれません。
個人開発を行う
大きなシステムを作るようなだいそれたことは考えなくてもいいです。
例えば、簡単なWebサイトの開発や、アプリの作成から始めるとよいでしょう。
個人開発をすることで、分からない部分や新しいことをどんどん学習していくことができます。
あくまで個人で開発しているので、少しずつ取り組めばいいですし誰かに文句を言われることもありません。
資格の勉強をする
資格の勉強は、わりと机に向かってがっつり勉強しなければなりません。
暗記もあるし楽しい勉強ではないですね。
必要な資格がない限りは、無理してやる必要はないです。
勉強したくない人の勉強する理由を3つ提案

勉強したくない人や、IT関連のことを勉強するのが億劫な人にとっては勉強する理由が必要です。
そこで、勉強する理由3つを提案します。
- 副業に生かす
- 他の人より優位にたつ
- 転職に生かす
副業に生かす
エンジニアの副業は、Webサイトの作成やマクロでの開発、アプリの作成など在宅形式で受けられるものが多いです。
現在では、ランサーズやクラウドワークスのようなサイトを経由することで仕事を簡単に受けられます。
こういった副業のための知識、スキルを学ぶために勉強をすることで、後々いざ副業をする際に良いスタートダッシュを決めれます。
副業と聞くと、難しいように思うかもしれませんが、エンジニアとして勉強を進めていればできる仕事内容も結構あるものです。
他の人より優位にたつ
勉強したからといって、すぐに誰かよりも優位にたてるとは限りません。
ですが、長期的にみると自ら勉強をしている人の方がやっぱりエンジニアとしてのスキルが高くなります。
なので、誰かよりも優位にたちたいなら勉強しましょう。
転職に生かす
エンジニアの多くは遅かれ早かれ転職します。
転職するときに、元の企業で働いていた仕事をそのままできればいいのですが、基本的にそんなことはありません。
プログラミング言語もPCについても多くの知識がないと、転職時や転職後にしんどくなってしまいます。
その為、転職を予定している もしくは その可能性があるなら今からその準備をしましょう。
勉強は無理してしなくていい!けれど勉強することに意味はある
これまで話してきた通り、基本的に無理して勉強する必要はありません。
なぜなら、無理して勉強してプライベートな時間を割いてしまうと、趣味やゆっくり休む時間が減り心身的に参ってしまって仕事が続かない場合があるからです。
筆者もそうで、正直趣味の時間がないと仕事なんてやってられません。
でも、やっぱり勉強することはエンジニアとしての質を高めます。
勉強することは嫌だけど、副業に生かすなり、転職に生かすなり、目的のある勉強なら取り組みやすくなります。
もし、勉強をやってみてもいいかなと思えるのなら、勉強することをおすすめします。
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