エンジニアはマネジメントをやりたくなくても経験しておくべき?

悩み・不安

エンジニアとして今まで働いてきたのに、

マネジメント業務なんてあんまりやりたくないな。。

プログラミングやテストなど今まで開発業務に関わってきた多くのエンジニアは、年齢を重ねるうちにマネジメント業務を任せられることが増えてきます。

しかし、マネジメント業務をしたくないというエンジニアは結構多いです。

気持ちはよく分かるのですが、マネジメント業務をすることにもメリットがあります。

なので、1度はマネジメント業務を経験すべき、と筆者は考えています。

筆者は7年目のエンジニアで、現在ヘルプデスク業務をしつつ現場リーダーを務めています。

この記事では、次のことがわかります。

  1. エンジニアがマネジメント業務をしたくない理由
  2. マネジメント以外のキャリアアップ
  3. マネジメント業務をするうえでのメリット・デメリット

マネジメント業務やりたくないと思っているエンジニアの方、キャリアアップで悩んでいる方は参考にして下さい。

マネジメント業務はすべき?

マネジメント業務は1度は経験すべきです。

なぜなら、開発側視点だけで仕事をしていた時とは異なる視点を持って仕事をすることができるからです。

そして、マネジメント業務は1度経験したら開発者には戻れない、というものでもありません。

マネジメント業務が自分には合っていない、と思ったのなら開発者に戻ればいいのです。

何よりもマネジメント業務を経験することでキャリアアップの選択肢が増えるので、挑戦できる環境があるならしてみるといいでしょう。

エンジニアのマネジメント業務とは

エンジニアのマネジメント業務とは、簡単にいうとコストやスケジュール、納期、タスク、成果物の品質、人的資源などをコントロールすることです。

とはいってもプロジェクトの状況や開発対象によって、管理する対象は変わってきますし、人によってマネジメントの方法は異なります。

企業によって若干呼び方は変わりますが、主にプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーがこの業務を行います。

エンジニアがマネジメントをやりたくない理由

それでは、なぜエンジニアはマネジメントをやりたくないと思うのでしょうか。

もしこの記事を読んでいるあなたがマネジメントをやりたくない、と思うのなら、その理由はなにかを考えておくべきです。

もしかすると、それさえ解決できれば実はマネジメント業務があなたに向いていることだってあるのですから。

エンジニアがマネジメント業務をやりたくない理由は様々ありますが、主に次にようなことがあげられます。

  1. マネジメント業務は今までしたことがないから
  2. マネジメントと開発は全く違い、仕事内容が想像できないから
  3. 現場や開発技術から離れてしまい、分からなくなりそうだから
  4. 正直面倒そうだから
  5. 責任を持ちたくないから

マネジメント業務は今までしたことがないから

初めてやることに対して、不安や恐怖は抱きやすいもの。

誰もが少なからず持っている漠然とした感情ですね。

上司や先輩がやっていることなので、全く無関係ではなかったはずですが、案外他の人の仕事って自分がやってみるまで何をしているか分からないものです。

また、マネジメント業務をしている方々が忙しそうにしているのを見ると、それだけで何やっているか分からないけどやりたくないなと思ってしまいますよね。

案外やり始めると、自分ができること、できないことが明確になって漠然とした不安な気持ちは少なくなっていきます。

漠然とした不安は消えませんが、マネジメント業務をするときに、フォローしてもらえるよう周りに働きかけておくと少しは不安も小さくなります。
最も会社として困るのは、大変な状況を1人で抱え込んでしまい、フォローが遅くなってしまうことです。何かあればこの人に相談する、と決めておくと良いでしょう。

マネジメントと開発は全く違い、仕事内容が想像できないから

マネジメントと開発では、仕事内容が大きく異なります。

開発はモノを作る仕事、マネジメントは人やモノなどを管理することが仕事となります。

開発するうえで何が必要か、どこで時間がかかるかなど開発者としての経験を活かせる部分もありますが、仕事内容としては大きく異なるので戸惑う方も多いでしょう。

また、開発者だった時には、一部分しか関わる必要がありませんでしたが、マネジメントを行うリーダーやマネージャーは始まりから終わりまですべてのフェーズに関わることになります。

知らないことを仕事としてやっていかなければならないので、多かれ少なかれマネジメント業務の勉強が必要になります。

先輩や上司が指導をしっかりしてくれるといいのですが、そうでない場合もよくあります。
自分で経験を積みつつ、自己学習をしましょう。
最近は、動画や学習サイトで学ぶこともできるようになりました。

現場や開発技術から離れてしまい、分からなくなりそうだから

一時期でも現場から離れてしまい、開発を行っていなかったら自分の技術が衰えてしまうように思ってしまいますよね。

確かにマネジメント業務を行うと、開発をする時間がなくなってしまうので新しい技術は身につきにくく今までの技術も衰えることは簡単に予想できます。

とはいえ、エンジニアをまとめるリーダーやマネージャーが全く開発をしないわけではありません。

遅れている開発をフォローしたり、レビューしたりと現場から完全に離れるわけではないのです。

むしろエンジニアがリーダーなどになる場合、技術的なフォローを行うことも期待されています。

正直面倒そうだから

マネジメント業務はスケジュールを作成したり、遅れたら関係各所と調整したりする仕事なので、面倒に感じてしまうこともあります。

開発者の場合はそれほど多くの人と関わって仕事をしません。

ですが本来1つのプロジェクトを完成させるには、多くの人が関わって力を合わせる必要があります。

この多くの人との調整や管理をするのがマネジメントでもあるので、人付き合いが少し苦手な方はより一層面倒に感じるものです。

責任を持ちたくないから

本来、スケジュールの調整や管理という役割をしているだけなのですが立場的にリーダーやマネージャーはチームをまとめる上司となっている企業が多いです。

こうなるとスケジュールが遅延したり、成果物の品質が悪かったりすると責任を負うのはリーダーやマネージャーになります。

こういった自分のせいじゃないのに責任を負いたくない気持ちもマネジメント業務を敬遠する理由となっています。

立場上、プロジェクトが失敗するとどれだけ頑張っていても評価が悪くなったりします。

なぜ失敗したのか、原因は何か、それを分析し次につなげることが大切です。
責任がある分、自由度もあります。そこは理解しておきましょう。

マネジメント以外のキャリアアップはないのか

キャリアアップといったら、管理職(マネジメント職)のイメージを持っている方も多いですが、エンジニアはそれだけではありません。

各分野の技術力を高めて、スペシャリスト(=特定分野の専門家)になることもできます。

但し、スペシャリストとはいってもプロジェクトリーダー的なポジションで全体の流れを把握しておくことが必要になります。

なぜなら、どこに技術的サポートをすればいいのかを考えたりするのもスペシャリストの役割だからです。

プログラマーのようにただ依頼された仕事を淡々とこなすだけではスペシャリストにはなれません。

スペシャリストはその分野に関する事ならこの人、と周囲に思ってもらえるくらい技術レベルが必要です。

マネジメント業務をするメリット

マネジメント業務をする上でのデメリットは、現場から離れてしまうことや責任が伴うことなどエンジニアがマネジメント業務をやりたくない理由とほぼ同じです。

なので、ここではマネジメント業務のメリットを紹介します。

メリットとデメリットを比較してメリットが勝ると思うなら、ぜひマネジメント業務に挑戦してみてください。

メリットは次の3つ。

  1. 今までとは異なるスキルが身につく
  2. 給料がアップする
  3. 転職に有利

今までとは異なるスキルが身につく

開発で必要だったスキルとマネジメントで必要なスキルは異なります。

例えば目標設定能力や管理能力、関係各所との調整能力、状況分析・把握能力などのスキルがマネジメントを行う上では必要です。

開発者の時でも、同じようなスキルが少しは身についていますが、開発者のままでは身につかないスキルもたくさんあります。

マネジメントを行う場合、マネジメントに必要なスキルは否が応でも身につきます。

給料がアップする

役割としてマネジメントを担当する、という場合もありますが、多くの場合マネジメントを行う人はプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーのように役職がついています。

また普通に考えても一般のプログラマーやエンジニアとは異なったスキルを駆使して仕事をするので給料が上がるのはおかしくありません。

もちろん、マネジメントをし始めてすぐのころは給料が急に上がるわけではありませんが、少しずつあがっていきます。

転職に有利

■プログラマーとして10年間開発業務だけをやってきた30代のエンジニア
■プログラマーを6年、プロジェクトリーダーを4年経験している30代のエンジニア

あなたならどちらのエンジニアを採用したいと思いますか?

基本的に採用する側が求めている能力に合わせた方を採用するのですが、
同じ30代のエンジニアなら採用される可能性が高いのはリーダー経験がある方でしょう。

なぜなら、30代に求められるのは単純な開発能力だけでなく、後輩指導や、チームのリーダーシップ、問題解決力も含まれるからです。
マネジメント経験があるとこれらの能力があると判断しやすくなります。

このことは、エンジニアに限らず他の職種でも同様のことが言えるでしょう。

マネジメント業務からプログラマー・エンジニアに戻った時のメリット

マネジメント業務は1度体験したら開発者に戻れない、といったものではありません。

マネジメントをやってみて自分には向いていないと分かったのなら開発者に戻ることも可能です。

とはいえ、同一企業内では一度リーダーになってしまったら開発者に戻りにくい場合もあります。

その時は転職してスペシャリストを目指せる企業を探しましょう。

ここでは、マネジメント経験は開発者にとってどんなメリットになるのか紹介します。

開発者としてマネジメント経験から得られるメリット3つ

開発者としてマネジメント経験から得られるメリットはこの3つ。

  1. 全体の流れを理解した上で開発作業を行える
  2. 他の作業者との連携をスムーズに行える
  3. 本来叶えるべき要点を汲むことができ、効率的に作業を行える


マネジメントは見積や要件定義などの最初の段階から納品まで一連を通して関わります。

開発はこの一連のなかの一部です。

開発者が自分の前・後の段階を知っていると、書かれている要件定義はどのような考えで作成されているのか、開発の後の結合テストではどこに着目すればいいのかを想像することができ、効率的に作業を進めることができます。

マネジメントの勉強方法

マネジメントの勉強は、企業が用意する研修でも多少学べますが独学で学ぼうと思うと書籍や学習サイトを活用することになります。

筆者の場合は、会社が提携しているE-ラーニングサイトで学習しました。

そういう学習サービスがない場合は、書籍でもいいのですが学習サイトを利用してみてもいいでしょう。

どこかの学習サイトに登録がある場合は、そこでも基本は学べますし、

Udemy などで動画を買って学ぶのもお勧めです。

まとめ マネジメント業務は1回は経験すべき

マネジメント業務は年齢や経験年数が上がれば任せられることが多いですが、ある程度の能力がないとそういう役割は任されません。

タイミングを逃せば、次は数年後という場合もあります。

もちろん、開発者(エンジニア)のままでいたいという気持ちも分かりますが、それは1度マネジメント業務を経験してからでも間に合うことです。


マネジメント業務をするメリットは、
 「今までとは異なるスキルが身につく」
 「給料がアップする」
 「転職に有利」
です。

機会があるなら、まずはチャレンジしてみて下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました