女性エンジニアは紅一点?女性が少ない理由とは

女性エンジニア


「IT業界は男性が多い」

そんなイメージが世間一般の認識です。

筆者は、IT企業に5年勤めている女性エンジニアです。

客先常駐や転職を経験し、実際に複数の現場を経験していますが、世間のイメージ通り男性のほうが圧倒的に多いです。

特に30代後半から40代は男性ばかりで、女性はほとんどいません。


そんなことを聞くと、

「女性が少ないって、エンジニアは続けにくい仕事なのかな…」


と不安になってしまいますよね。

では、なぜこんなにも男女の割合に差があるのか。

この記事では、

  • 女性が少ない理由
  • 女性エンジニアのメリットと働きやすい理由

を解説しています。

女性が少ない理由を知り、女性エンジニアのメリットや働きやすい理由をしっかり把握することで、不安要素を解消しましょう。

女性エンジニアが少ない理由は2つの状態になるから

女性エンジニアが少ない理由は、結果的にこの2つの状態になるからです。

  1. エンジニアを目指す女性が少ない
  2. 途中で辞めてしまう

では、なぜこの状態になってしまうのか。
それには理由があります。

女性エンジニアが少ない5つの理由

  1. エンジニアは理系のイメージ
  2. エンジニアは激務そう
  3. 女性が少ないからこそ起こる負のスパイラル
  4. なんとなく難しそう
  5. 初心者が始めにくいイメージがある

これら5つの理由が「エンジニアを目指す女性が少ない」「途中で辞めてしまう」状況を生み出しています。

以降、この5つの理由について詳しく解説していきます。

IT業界の男女比は8:2

本題に入る前に、女性がどれだけ少ないか把握しておきましょう。

IT業界の男女の割合は、8:2
女性は全体の2割

参考:基本統計調査


IT業界における女性の割合は、2割しかありません。

筆者の体感としても女性の割合は低く、新入社員は10人いたら1~2人くらいが女性です。

私の初めての現場では、1プロジェクトに1人だけ女性がいました。

1人だけでも女性の先輩がいると安心感がありました。

ただ、数か月後にはその女性の方は辞めてしまったので、そのあと女性は1人だけでした。

他のプロジェクトに女性の方が何人かいたので孤独ではなかったですが、少し寂しい思いをしたのを覚えています。

女性エンジニアが少ない理由を解説

その1:エンジニアは理系のイメージ

エンジニアは文系・理系のどちらだと思いますか?

多くの方は「エンジニアは理系」というイメージを持っているのではないでしょうか。

「プログラミングってなんだか計算式があったり、よくわからないけど方程式みたいなのを使うんでしょ?」

といった考えの人も多いと思います。

だから、文系の方の就職先の選択肢にエンジニアがそもそも入っていないんです。

日本の女性の文系・理系の割合は、8:2

参考:文系と理系の比率は7:3! 男女別での割合はどうか?


日本では、理系の女性は全体の2割しかいません。

ただでさえ少ない理系の女性の中から、エンジニアを目指す人は限られてしまいます。

余談ですが、文系出身でもエンジニアになれます。

実際、私の同期には文系出身の方が何人かいましたが、理系の方と同じように研修を受けて仕事をこなしていました。

人によって多少の向き不向きはありますが、文系出身の人方でも問題なく仕事できます。

エンジニアに理系、文系は関係ありません。

ですが、それを知らない人が多く、エンジニアを目指す人が少ないのです。

その2:エンジニアは激務そうだから

これは半分本当です。

でも、半分は嘘です。

事実、エンジニアは比較的残業が多い。

仕事内容によっては障害が起こったら休日でも呼び出されたり、夜勤だってあります。

ワークライフバランスを保てる仕事をしたいならエンジニアが候補から外れることは仕方ないのかもしれません。


また、それなりに残業があるので、妊娠や子育て時期の女性にとって働き続けることが難しい場合があります。

そのため、結婚や妊娠を機に仕事を辞める女性が一定数います。

ですが、エンジニアでも労働環境は就職する企業によって変わります。

残業がほとんどない企業や月10時間程度の残業が普通の企業だって結構あるのです。

同じ企業でも所属するプロジェクトが異なれば働き方が異なる場合もあります。

就職先がブラックな場合は、本当に激務

これはいわゆる下請け企業(主に客先常駐で、二次受け、三次受けなどを請け負う企業)に多いです。

ですが、ホワイトな企業やそこそこの企業だったら10数時間の残業がある場合もありますが、定時に帰ることだって可能です。

エンジニアに限らずブラック企業だったら激務なのはどこの業界でも変わりません。

「エンジニアは激務」というイメージからワークライフバランスを保ちたい層が減り、企業によっては忙しいところもあるので結婚や妊娠を機に仕事を辞める方がいます。

残業についてもう少し知りたい方は「エンジニアは定時で家に帰れない?残業の実態とは」で解説しています。

その3:女性が少ないからこそ起こる負のスパイラル

女性が少ないことが原因で起こることがあります。

あなたは女性がほとんどいない職場で働きたいと思いますか?

「働きたい!」
って方もいるかもしれません。

ですが、大多数の方は躊躇してしまいますよね。

私も後者です。
「せめて、一人ぐらいは職場に先輩女性がいてほしい」
そう思っています。

女性がいると

  • 女性同士の方が話しやすい
  • 相談しやすい
  • 将来のキャリアをイメージしやすい

などのメリットがあります。

女性がいない職場は
「めちゃくちゃ忙しいのかな」
「なんとなく、雰囲気が堅苦しそうだな」
「話に入っていきにくそうだな」
というイメージをもってしまいます。

ここで出来上がるのが、この負のスパイラルです。

  女性が少ない
→ エンジニアに興味を持つ女性が目指すことを躊躇してしまう
→ 女性エンジニアを目指す人が少なくなる
→ 女性が少ない(以降サイクル)

これは、女性の人数が増えない限り解消できない問題です。

ただ、今は少しずつ女性エンジニアは増えているので、ちゃんと企業を選べばそこそこの割合で女性がいます。

女性の方が多い職場もあるので、転職するときは男女比もチェックしておくことをおすすめします。

その4:なんとなく難しそう

エンジニアやプログラマーと聞けば、なんとなく難しいイメージはないでしょうか。

きっとそのイメージってパソコンの画面に、プログラミング言語が並んでいて、よく分からない文言をカタカタカタとキーボードで打ち込んでいる図だと思います。

このようなイメージから
「よくわからないけど、難しそうだから私には無理」
という第一印象を抱く方も多いでしょう。

多くの方は、「これなら私にもできるかも」というレベルの仕事を選びます。

なぜなら、全然分からないものに立ち向かうには膨大なエネルギーが必要になるからです。

プログラミング言語は、確かに難しいです。

しかし、基礎からしっかり学べば習得することは可能です。

それに1つの言語を使いこなせれば考え方とかは他の言語にも生かせるので、どんどんプログラミング技術の習得が簡単になります。

ですが、やってみたら簡単かもしれないのにやる前にイメージだけでプログラミングから距離を置いてしまう。

そしてIT業界を目指す女性が増えにくい状況になっているのです。

その5:初心者が始めにくいイメージがある

実際は、初心者からでもエンジニアになることは可能なのですが、

未経験の人が転職などでエンジニアになるのにハードルが高いイメージがあります。

他の職種と違ってプログラミングを覚えたり、PC操作がある程度できないと難しいのは確かです。

でも、看護師や介護士、他の資格がないと就職できないような仕事と違ってエンジニアは資格は必要ありません。

しかも、専門学校や大学卒じゃないとだめってこともありません。

やろうと思えば誰だってできるのです。

エンジニアのメリットと働きやすい理由

女性エンジニアのメリット3つ

女性エンジニアが少ない理由がわかったところで、メリットをみていきましょう。

女性エンジニアのメリットは大きく3つあります。

詳しい内容は、女性エンジニアのメリット3つ【本気で目指して良いか悩んでない?】で説明しています。

  1. 仕事がなくならない
    エンジニアの仕事はAI技術が台頭してきてもなくなりにくい
    今もなお需要が増加している
  2. 年収が高い
    エンジニア全体の平均年収よりも高く、女性だけをみても平均年収より100万以上高い
  3. 働き方が多様
    在宅勤務もしやすく、派遣やフリーランスといった正社員以外の働き方も実力次第では容易

そして、女性が少ないことがメリットになる場合があります。

 女性同士の面倒な関係がないこと

です。

この点について、もう少し説明します。

女性同士の面倒な関係が少ない

女性が多い職場だと、

  • 仲間外れやちょっとしたいじめ
  • 嫌な先輩が何人もいる
  • 女性同士のマウントの取り合い
  • お茶やランチに付き合わないといけない雰囲気

とかがありますよね。

しかし、女性エンジニアはこういった面倒な関係になることは少なく、わりとふらっとな関係でいることが多いです。

理由は3つあります。

  1. 女性の人数が少ない
    大きな理由はやはりこれです。
    女性エンジニアは全体的に少なく、配属先のプロジェクトや現場には数人しかいません。
    人数が少ないと、そもそも面倒なことが起こる確率が下がります。
  2. 仕事が忙しい
    エンジニアは結構忙しいので自分の仕事で手一杯の場合も多く、無駄なことに時間を使うことができません。
  3. 個人個人の仕事が多い
    基本的に、SEやプログラマーを始め多くのIT技術者は個人個人に割り振られた仕事を行います。
    仕事の内容的にも接触が少なく、関係が変にこじれにくいのです。

上記のような理由から、女性エンジニアは比較的女性同士の面倒な付き合いが少ない傾向にあります。

女性エンジニアが働きやすい理由

女性エンジニアが働きやすい理由は、5つあります。

  1. IT業界は人材不足で必要とされている
    需要が伸びる一方で業界的にはどこも人手不足。性別関係なく必要とされる。
  2. 性別よりも技術力が評価される
    エンジニアが評価されるのは、「技術力」
  3. 収入が平均よりも高い
    メリットでもあげていますが、収入が平均よりも高いので、金銭面の不安が低い
  4. 在宅ワークが可能
    コロナの影響もあり、IT業界でもリモートワークが広まっています。
    在宅で仕事ができる可能性が高いです。
  5. 技術力があればフリーランス、転職も容易
    エンジニア市場の転職は、求人サイトなどでも豊富で、エンジニア経験があれば転職も容易。

この5つの内、「性別よりも技術力が評価される」ことが女性にとっては大事です。

女性エンジニアが働きやすい理由について詳しくは、女性エンジニアは働きやすい?【働きやすい理由5つ】で説明しています。

性別よりも技術力が評価される

IT業界は、女性の人数が少ないです。

ですが、女性だからといって評価が悪くなるわけではありません。

ITエンジニアにとって、評価されるのは「技術力」と「経験」です。

この点において、他の業界よりもよっぽど男女平等で働きやすいです。

女性エンジニアは少なくても、メリットや働きやすさがある

女性が少ない理由はこの5つ

  1. エンジニアは理系のイメージ
  2. エンジニアは激務そうだから
  3. 女性が少ないからこそ起こる負のスパイラル
  4. なんとなく難しそう
  5. 初心者が始めにくいイメージがある

これらが

  1. エンジニアを目指す女性が少ない
  2. 途中で辞めてしまう

を引き起こすことで、女性エンジニアの人数が少ない現状があります。

ですが、どの理由をとってみてもイメージや固定概念が関わっている部分が多くあります。

意外と「そんなもんか」と思いませんか。

女性エンジニアは誰だって目指せるし、目指して良い職業なんです。


女性エンジニアにはメリットと働きやすさがあります。

女性エンジニアのメリット

  1. 仕事がなくならない
  2. 年収が高い
  3. 働き方が多様


女性エンジニアの働きやすい理由

  1. IT業界は人材不足で必要とされている
  2. 性別よりも技術力が評価される
  3. 収入が平均よりも高い
  4. 在宅ワークが可能
  5. 技術力があればフリーランス、転職も容易

これらを知っておくと女性が少ないことへの不安が少なくなるかもしれません。

女性エンジニアが少ない理由とそれを補うメリットや働きやすさをしっかり理解していきましょう。

エンジニアになる方法は、未経験でもエンジニアになれる!【20代女性はねらい目です】で紹介しています。

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