キャリアに選択肢はあるのだろうか。
このような悩みを持ってないでしょうか。
この記事では以下のことが分かります。
・ キャリアプランを立てる理由がわかる
この記事を書いている私は、未経験からIT業界に就職。プログラマーを経てエンジニア(SE)をしています。1度の転職を経験し、現在6年目でエンジニアとして働いています。
女性エンジニアのキャリアプランを知ることで、自分の将来像をイメージしやすくなりより一層エンジニアへの理解を深めることができるでしょう。
女性エンジニアのキャリアプランは様々ありますが大まかな代表例を紹介しますので、自身のキャリアプランを立てる際の参考にしてください。
エンジニアのキャリアは多種多様
近年はエンジニアの専門性が高まっており、キャリアの選択肢が増えています。また、在宅勤務が広まる中働き方も多様化しているため、さらに多種多様なキャリアを歩むことができます。
今回は専門職のキャリアプランは省いて、働き方に着目して女性エンジニアのキャリアプランの具体例を説明します。(例:フリーランス、転職)
女性エンジニアが直面するターニングポイントは3つ

女性エンジニアが仕事を続けるうえで直面するターニングポイントは3つあります。
①結婚
②妊娠
③育児
です。
キャリアプランをたてる際にはこのターニングポイントを含めて考える必要があります。
ターニングポイントの理由を説明します。
結婚
1つ目は結婚です。
結婚をするとそれまでは残業があっても自分だけに影響がありましたが、結婚すると配偶者にも影響がでます。
一緒に夕ご飯を食べる時間が遅くなってしまったり、寝る時間が遅くなります。折角同じ家に住んでいるのに一緒にいる時間が少なくなってしまいます。
結婚を機に勤務時間を短くしたい、定時で帰りたいと思うようになることが増えてきます。
妊娠
2つ目は妊娠です。
妊娠すると仕事を一定の期間休む必要があります。
エンジニアは技術職です。
技術職は、腕がなまってしまうと仕事に復帰するのが大変で、多くの女性エンジニアはそのことに不安を覚えてしまい、職場復帰を躊躇してしまう場合があります。
また、産休あけで職場に戻る場合でも、以前のように働けないこともあるので、働きにくさを感じることがあります。
育児
3つ目は育児です。
育児期間中は、数日の時短勤務では済みません。長期の間、時短勤務をする必要があります。
会社に時短勤務制度があればいいですが、あっても制度利用が難しかったり、以前担当していた仕事から外されてしまう可能性があります。
キャリアプランの具体例を紹介
キャリアプランを立てるにもどんな選択肢があるかを知らなければ、プランを立てることはできません。キャリアプランには様々ありますが、大まかに説明します。

同一企業でキャリアアップ
分かりやすいパターンでいうと、最初に就職した企業でのキャリアアップをすることです。
就職先に、育休制度や時短勤務などの女性が働きやすい環境が整備されていて、給与もある程度貰えている場合は働く環境については大きな問題ありません。
結婚・妊娠・育児のターニングポイントを上手く乗り切りやすいので同一企業でのキャリアアップを狙いやすく、長期で働くことが可能です。
この場合は、プログラマーからエンジニア(SE)、そのあとプロジェクトリーダーなどといったマネジメント職、専門性を追求したエンジニアを目指すことができます。
支援制度が整った会社への転職
育児制度や時短勤務などの支援制度がなかったり、あっても制度を使いにくい企業の場合の選択肢として、支援制度が整った企業への転職があります。
就職する際には独身の場合も多いため、支援制度を重視して企業選びをしていなかったり、就職してみたら制度を利用しにくい環境であることが分かったりする場合は多いでしょう。
プログラマー、エンジニアとして数年経験を積み、経験者の転職で支援制度が整った優良企業への転職を狙います。
転職先で、長期で働ける環境を手に入れた後にエンジニアとしてのキャリアアップを目指していくと良いでしょう。
フリーランス
フリーランスは最も自由な働き方です。在宅で仕事を続けたいのであればフリーランスも選択肢の一つです。
フリーランスであれば、働く時間をある程度自分で決めることができるので働きやすい環境を実現しやすくなります。
最初からフリーランスをする人も稀にいますが、多くの場合は企業で経験を積み、その経験を活かしてフリーランスとして仕事をする場合が多いです。
数年は企業に就職し、その後フリーランスになる方法があります。
異なる職種への転職
プログラマーやエンジニアは、基本的に残業が多めです。その為、家庭のことを考えると長く続けるには難しい場合が多い職種でもあります。
同じエンジニアでも、保守や社内SEなどの仕事があり、働く時間が決まっていてほとんど残業がない職種もあるので、そういった職種への転職があります。
また、IT以外の職種への就職も考えられます。エンジニアとして培った経験をすべて生かすことは難しいですが、パソコンを使う業務は他にもいろいろあります。
パソコンに強いというだけでも、転職時の強みになります。
キャリアプランを立てる意味
キャリアプランを立てる意味をここで考えてみましょう。
正直、キャリアプランを立てるって面倒だなと思いませんか。
私も面倒だなと思っていましたが、キャリアプランを立てると以下のような3つのメリットがあるのです。

必要なスキルが分かる
フリーランスになるのであれば、自分から仕事をとってくる為に提案力やコミュニケーション能力を磨く必要があります。
在宅希望であれば、リモートでの仕事の需要が高い分野のスキルを習得しておく方がフリーランスとして働きやすいでしょう。
転職する際にも、入りたい企業で需要が高い言語のスキルが必要だったり、上流工程の経験者を募集している企業の場合は、エンジニアとして要件定義や顧客とのやり取りを行う経験を積んでいくことが必要であったりします。
このように、進みたい道がはっきりしていると、必要なスキルが分かります。必要なスキルが分かったら、そのスキルについて勉強したり、経験を重ねていくことで習得を目指すことができます。
周りに流されず、自分が考えたキャリアを進むことができる
キャリアプランをたてていないと、ついつい楽な方に流されがちになります。流されないという人ももちろん存在しますが、人はどちらかというと現状維持を望みがちです。
また、上司がこういったから、会社の方針だからと流されていると後になってみて思っていたキャリアから遠く離れてしまっていたりするものです。
キャリアプランをたてて、それを意識することで周りに流されずに、キャリアを進めていくことができます。
最善の道でキャリアを構築できる
必要なスキルや積むべき経験が分かっているので、効率的にスキル習得や経験を積み次のステップへ進むことができます。
必要なことを意識し、ステップアップしていくチャンスがあればそのチャンスを掴むことができるのです。
キャリアプランを立てていなければ、必要なスキルも分からずいざ転職やフリーランスになろうと思ってもなかなかなれずに遠回りしてしまうことになります。

キャリアプランを叶えるためにすること3つ
なりたい姿を明確化する
将来的にどんな仕事をしていたいか、どんな環境で働きたいかを具体的にイメージしましょう。
例えば、支援制度が比較的整っており、将来的には定時で帰れる職場で、少しずつ経験を積んでプロジェクトリーダーになる。
キャリアウーマンとしてバリバリ働いて、プロジェクトマネージャーなどの役割を担いたい。
ある程度の経験を積んだら、フリーランスとして在宅で働きたい。
などです。細かいところはいいのです。将来的にどんな自分になりたいかが大まかに分かっているだけでも全然違うのです。
別に結婚はすべての女性がするわけではないですが、働きやすく続けやすい環境を望むのは結婚に関わらず考えておいても損はないです。
仕事に慣れたら、趣味を充実されたり、そもそもあんまり長時間働くことが良いことではないですからね。
必要なスキル、経験を会得する
なりたい姿が明確化すれば、必要なスキルや積んでおきたい経験が分かります。
実際に行動してスキルや経験を積んでいきましょう。
現場の状況や働いている就職先では身に着けられないスキルや経験もありますが、その代わりに広い視点で物事を考えてみるとか、上流の人の仕事のお手伝いとかできることを出来る限りやってください。
情報収集を行う
なりたい将来像を実現するためには、最新の情報を入手していく必要があります。
IT業界の技術は日々進んでいます。必要とされるスキルが変わっている可能性もあるので常に最新の情報を収集する必要があります。
キャリアプランを立てて自分の望む将来を迎えよう
女性エンジニアのキャリアプランの例は
・同一企業でキャリアアップ
・支援制度が整った会社への転職
・フリーランス
・異なる職種への転職
です。
キャリアプランを立てると、
①必要なスキルが分かる
②周りに流されず、自分が考えたキャリアを進むことができる
③最善の道でキャリアを構築できる
のようなメリットがあります。
自分の将来像をイメージしてキャリアプランを立ててみましょう。
そして、スキルや経験を積んでキャリアプランを実現できるように頑張りましょう。
エンジニアへのなり方は、未経験でもエンジニアになれる!【20代女性はねらい目です】で紹介しています。
参考にしてください。
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