女性エンジニアは大企業・中小企業どっちがおすすめ?

未来へ 女性エンジニア


この記事は、未経験からIT企業に就職し、現在6年目の女性エンジニアとして現役で働いている筆者が素直な考えを書いています。

一人の女性エンジニアの考えとして参考程度にお読みください。

今回のテーマは「大企業・中小企業どっちがおすすめ?」。
あなたがエンジニアを目指しているのなら、大企業と中小企業どっちに転職・就職したらいいか悩んだことはないでしょうか。

この記事では、

現役女性エンジニアからみた大企業・中小企業のどちらがオススメかが分かります。

では、説明していきましょう。

大企業と中小企業では「大企業」がおすすめ!

大企業と中小企業には、どちらにもメリットやデメリットがあります。

ですが、女性こそ大企業がおすすめなんです。



一番の理由は、中小企業は人間関係が悪くなったとき職場を変えることが難しいから。

人間関係って難しいですよね。

私は幸いなことに仕事場でそこまで悪い関係になっていないのですが、
人間関係は一度こじれると修復が難しく仕事にも影響が出てきてしまいます。

人間関係が悪くなると取れる手段は、
「そのまま耐える」
「環境を変えてリセットまたは距離をおく」
だと思います。

仮に「環境を変えてリセットまたは距離をおく」を選択した場合、大企業だと配置換えの要望を伝えればだいたい通ります。

しかし、中小企業はそもそも配置換えする先がない、配置換えすると人数調整が必要になり他の人にも影響がでてなかなか要望を伝えることすらできない場合があります。

結果的に「そのまま耐える」ことになってしまいがち。

そんなの長く仕事を続けることも難しいし、やる気も低下してしまいます。
結局自力で、職場を変えようと思うと転職しか選択肢がなくなってしまうのです。

だから、私は中小企業よりも大企業をおすすめしています。

これ以外にも理由はあるので、大企業、中小企業で仕事して感じたそれぞれのメリット・デメリットを説明します。

女性エンジニアからみた大企業のメリット・デメリット

メリット

  • 何かあった時に現場・チーム・配属先を変えることができる
    人間関係で今の環境を変えたい時や、他の言語や技術を学びたくなった時に比較的希望が通りやすい。特に人間関係の場合は、会社からしても配置換えでしっかり働いていくれるようになるのなら、配置換えした方が両者にとって都合がいいので要求が通りやすいんです。
  • 定時、残業時間のコントロールがされている
    大きい企業の方が残業など働き方改革を進めているところが多いので、長時間の残業にならないことが多い。
  • 女性の人数が多い
    比率は中小企業と変わらなくても全体数が多いので、女性の人数も多くなります。
    また、大きい会社にはエンジニア以外にも事務職、営業職の人もいるので、違う職種の方とも知り合うことができます。
  • 勉強しやすい環境
    大きい企業は新入社員の教育制度や中途採用者にも教育制度を設けていたり、現場で働いていても誰かに聞きやすい環境が整えられている場合が多いです。
  • 福利厚生が良い
    中小企業よりも大企業のほうが福利厚生がしっかりしています。特に女性であれば産休制度、育休制度、時短勤務など女性特有のライフステージを乗り切るための制度が必要になってきます。

デメリット

  • 残業代を稼げない
    中小企業から大企業に転職して自由度が低くなったのは、残業時間。エンジニアだったら、ここまでプログラミングしてから帰りたい、とか思うんですよね。けれど時間を制御されているから、勝手に残業することができない。「もう少し」が難しく、残業代が欲しくてもなかなか稼げません。
  • 書類作業が多い
    これは企業にもよるかもしれませんが、大きい企業はたくさんの社内ルールがあります。書類関係が多く、そっちに時間がかかることも少なくありません。中小であれば割とルールが曖昧だったりルール自体がなかったりするので自由度が大きいです。
  • 昇進しにくい
    大企業は良くも悪くも人数が多いです。当然、役職もある程度用意されていますが、昇進できる人は限られてきます。
    母数が多いと競争相手が多くなるのです。

あとは給与面でしょうか。
これは企業にもよるので上にはあげていませんが、大きい企業だと経費や備品、プロジェクトを成立させるために必要だった人権費など多くのお金が必要になります。
その為、若干給与面が低い場合があります。

そのかわり、福利厚生はいいのでどちらを優先するか、ですね。大企業でも分野によっては高収入なので企業選びで給与は変わってきます。

外資系とかだったら給与は高い傾向にあるので、転職する時はこの給与面についてもしっかり確認が必要ですね。

女性エンジニアからみた中小企業のメリット・デメリット

メリット

  • 企業や人との相性が良ければ働きやすい
    中小企業はアットホームで、同じような考え方を持つ人が集まりやすいです。
    プロジェクトのメンバーもあまり入れ替えが激しくないので、気が合う同僚がいればより働きやすくなります。
  • 自由度が高い
    大企業よりも細かいルールは多くありません。
    社内のローカルルール的なのはあるかもしれませんが。
    また、若手でもやる気さえあれば重要な役を任せてもらうことができます。
  • 技術面の成長が早い
    中小企業は1チームの人数が少ないです。
    その為、専業で仕事をすることが難しいので、いろんなことを若いうちから出来るように指導されます。
    また、早く成長してほしいので積み上げてくる仕事量も大企業よりは多いです。
    量や大企業ではやらないこともするので、技術面の成長は早い傾向にあります。

デメリット

  • 女性の人数が少ない
    現場に一人や二人女性がいれば良い方です。
    いても、気が合わない場合もあるので場合によっては孤独感を味わうこともあります。
  • 小さい会社であればあるほど配置換えなどが少ない
    人間関係で何かあった時に、現場を変えてほしくてもそれができない。
    また、中小企業は一分野に秀でていることが多いので、他の言語や技術を勉強したくてもそれらを扱っていないのでその会社ではできないことが多いです。
  • 残業時間が多め
    中小企業は大企業よりも残業時間についてはルーズです。
    あまり管理されていないので、残業したい場合は良いのですが、定時で帰りたい場合は逆に帰りずらい場面もあります。
    「できるまで帰れない」みたいなことが起こりやすいのは中小企業です。

長く続けるには大企業がおすすめ

ここまで説明してきたように大企業・中小企業にはそれぞれメリット、デメリットがあります。
最終的には自分に合う職場を見つけることがベスト。

ですが、正直就職する時って本当に自分にあっている企業なのか、現場の人たちと良い関係を構築できるのかなんて分かりません。
それなら、就職したあとも選択肢の幅がある大企業をおすすめします。

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